2017.03.03

初診コンサルティング内容のポイント②

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患者さんに医院の診療方針に同意してもらう。
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治療が終了した後、メンテナンスのため定期的に通院して頂くには、患者さんに行動変容を起こして頂かなければなりません。

その行動変容を促す一番最初の機会が初診コンサルティングですが、 前回はポイントとして、個々に合わせたオーダーメイドの説明と健康維持の「自分事化」の重要性についてお話いたしました。

本日お伝えするポイントは診療の方向性の確認と患者さんの同意です。

定期管理型歯科医院において、スタッフは患者さんに医院の診療方針/診療の方向性を提示して、ご納得していただく。そして、スタッフ全員がチームとなり患者さんのパートナーとして、さらなる健康の高みに患者さんと一緒に進んいくことを提言する。その活動全てに、患者さんに同意していただくことが、初診コンサルティングの目的です。

行動変容の為の最初のステップとして、診療方針への同意は欠かせません。明確で具体的な指標と筋道は後々の検査時に明らかにするとして、まずは主訴改善後にも、ご自身の口腔状態をより健康な状態へ向かわせる事に同意してもらわなければなりません。

主訴を抱えて来院された患者さんは、ご自身の口腔健康に異常を感じ、健康状態を取り戻したいと思ってはいるものの、治療さえ完了すればよいという方、場合によっては一先ず痛みが取ればよいといった方は少なくありません。

患者さんに治療後も継続してご来院頂くには、治療が終わった後ではなく、初診コンサルティング時に医院の診療方針へ同意して頂かなければなりません。その同意が無いということは目指すべき到達点が異なるということです。

つまり、後に続く検査による現状認識や、ケア計画のご提案をしてもその効果が薄れてしまい、結果として治療が完了した段階、(或いは初回の段階)で脱落してしまうのです。

初診コンサルティングのアウトプットは患者さんの診療方針への同意であり、これをきっかけに、のちの定期管理プロセスにて行動変容を促すことが、患者さんのパートナーとして、定期管理型歯科医院に求められる役割です。

また、中にはメインテナンスを主訴としてご来院頂くご自身の口腔健康に対して意識の高い患者さんもいらっしゃいます。その場合は初診コンサルティング時により深くくわしく説明することで医院方針にご理解頂く事を目的とするよいでしょう。

重要な事はご来院頂いた患者さんの信頼できるパートナーとして接することです。もちろん、最初から信頼関係が構築されているわけではないので、長い道のりを一緒に歩み続けるには、常に互いに信頼を構築していける関係づくりも必要となります。

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参考文献
『禁煙支援マニュアル』厚生労働省健康局総務課 生活習慣病対策室
http://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/kin-en-sien/manual/index.html

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