2017.02.24

初診コンサルティング内容のポイント①

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ポイント・・・
「患者さんが自分事化できる説明内容にする」世代や性別など 関心が異なる患者さんへの説明方法!!
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初診コンサルティング時、患者さんは自分の口腔内の話を説明してもらっているという認識をもっていないことがあります。

また、どんなに熱心にスタッフが説明しても一般論としてしか受け取らない患者さんもいます。

患者さんは十人十色。世代や性別も異なる患者さんに対して一辺倒の説明をして皆さんに納得して頂けるでしょうか。患者さんを引き付けるような話をするにはどのようにすれば良いでしょうか。

まずは患者さんに合わせた説明が必要です。

何歳なのか、男性か女性か、独身か既婚か・・・それぞれに生活環境が異なる訳ですから、関心のポイントも違ってきます。

博報堂生活総合研究所の生活者調査では以下の結果がでています。

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Q-1.自分の健康状態はいつも自分で把握していたい

A. 60代女性・・・・・Yes:57.0%
A. 20代女性・・・・・Yes:38.2%

Q-2.老後について考えて生活をしていますか

A. 60代女性・・・・・Yes:57.0%
A. 20代女性・・・・・Yes:12.2%

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上記の様に、同じ女性でも年代によって回答にこれほど差がでるということは、興味・関心に違いがあると読み取ることができます。

そんな20代の患者さんに健康を保つためには・・・、歯が無くなって食べられなくなる・・・と言った話を最初にしても関心が生まれないかもしれません。

大切なことは幅広い知識を持ち、患者さん個々に合わせたオーダーメイドの説明ができることです。

20代の女性であれば健康よりも口の外見(見た目)や口臭など周囲に与える影響があることに関心が高いと思います。
上記の「生活定点」でも20代が今後お金をかけたいと思う回答として”美容”が48.4%となっています。将来の健康のことよりも今は周りからどのような目で見られているかが気になるはずです。

逆に、60代の女性には今後(老後)を元気に生活するためにという内容が当てはまるかもしれません。相手にあわせた説明(オーダーメイドの説明)が重要です。

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Ex.)
虫歯になる可能性がある → 前歯がむし歯になれば見た目が悪くなる
Ex.)
歯周病になる可能性がある → 菌が繁殖して口臭の原因にもなる

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このような話を最初にしてから、生涯に渡る口腔健康維持を説明することで患者さんの納得度も向上すると思います。

関心を持つには患者さんが”自分事化”することが必要なのです。"自分事化"して頂くために、まず以下の対応をご提案します。

1)患者さんに説明のときには患者さんの名前でお呼びする。

2)患者さんに、患者さんの口腔内の状態を質問する。

Ex.)
「○○さんはご自身の口腔内がどのような状態だと思われますか?」

患者さんが”自分事化”できる説明内容で口腔内の健康維持を理解して頂ける内容を考えてみてください。

初めに関心のある話をしてから、口腔の健康維持が大切であることを理解してもらうことは決して遠回りではありません。

ha_kenkou_oldwoman

参考文献
<生活者と歯科医療従事者に聞く ~歯周病ケアに関する意識調査~>
河村 有美子, ライオン株式会社, 2014年10月,

博報堂生活総合研究所「生活定点」調査

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