2017.04.14

医院マネジメントについて②

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■なぜ予防では医院マネジメントが必要か

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開業されている歯科医師の先生は医院の出資者であり、院長(=経営者)であり、歯科医師であるという3つの側面を持っています。

これを一般的な企業で例えますと、株主が社長を兼任すると同時に、現場の前線で活動している企業です。

従来の歯科医院では歯科医師として、診療に従事する所謂現場型の先生が多くおられます。

診療補助として歯科衛生士を雇用し、院長先生が主体となって治療に取り組む事で医院運営していくのが一般的な治療型の歯科医院です。

一方、予防型の歯科医院において、院長先生は経営者として、医院スタッフを管理監督する役割が求められます。

と、いいますのも予防歯科で診療行為の主体となるのは歯科医師だけでなく歯科衛生士でもあり、歯科衛生士の主業務たる予防処置及び歯科保健指導が定期管理型予防歯科を牽引していくらです。

         

診療行為の主体
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治療型:     歯科医師のみ
予防型:  歯科医師・歯科衛生士/スタッフ
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定期管理型予防歯科に取り組む医院で先生に求められる役割は、院長として、経営者として、スタッフのやる気を引き出し、スタッフが自発的に診療に取り組める環境を築くことです。

歯科衛生士にとって自発的な診療への取り組みの例としては、定期的に来院して頂くための予防計画や、予防処置の段階に至るまでの治療計画に関して歯科衛生士の立場から自発的に提言し、患者さんの口腔内の健康維持に寄与する計画を歯科医師と共に立案、その診療計画を患者さんへ提案していく行くことが挙げられます。

また、直接的に口腔内に触れない受付やその他スタッフにも患者さんの取次と情報共有、院内システムの円滑化という観点から自主性を持って業務に取り組んで頂くという重要な役割が求められます。時には定期管理型予防歯科の特徴とも言える初診コンサルティングに関しても取り組んで頂く事もあります。

このように、歯科医師、歯科医衛生士、その他スタッフがそれぞれの役割を持ちチームとなって医院の運営に取り組んで頂くには医院マネジメントが必要不可欠となります。

haisya

参考文献
グロービスMBA組織と人材マネジメント,佐藤 剛, 2007年、ダイヤモンド社

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