2017.06.09

定期管理型予防医院における環境整備

今回は環境整備についてのお話をさせて頂きます。

前回のコラムでも書きましたが、定期管理型歯科医院のシステムを導入する中では、来院された方が定期管理の大切さを理解して行動変容していただくことがとても重要です。

そのための環境づくりとして 設備の整備が必要になる場合もございます。

では何のために必要になるのでしょうか?

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■定期管理型予防医院の環境整備は何の為?
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それは定期管理型予防歯科医院へ変わる為には、治療型の医院とは違うということを、来院される患者さんたちに感じていただくのと予防歯科の大切さなどを理解していただきやすくなるからです。

先生・スタッフの想いを更に患者さんに感じていただくために、内装や機械など一つ一つを積み重ねて医院全体が定期管理型予防医院であることの雰囲気作りが大切になります。

もちろん、内装や機械を入れ替えたり、追加したりすることは、時間もお金もかかってしまいます。しかも、あくまでそれは手段であり、目的ではございません。可能であれば、現状の状態で、定期管理型の医院に変更したことを理解して頂きたいと考えます。

「老舗の小料理屋」でお孫さんにも来てほしいと思って、「オムライス」をメニューに追加しても、想いが伝わる速度が遅いのも事実です。「老舗の小料理屋」を「入りやすい洋食屋」にリニューアルして得られるメリットは掛かる時間やお金以上に大きいのも事実です。

ここでひとつの例を挙げさせて頂きます。
大手牛丼チェーンの吉野家が最近店舗内装を変え始めたのをご存じですか?
吉野家といえば、カウンター形式のとにかく座れるだけ座れるようにしたサラリーマン向けの回転率重視の店舗づくりなのはご存知のところかと思いますが、2014年頃から、牛丼の熾烈な価格競争から逃れるため、子どもや女性をターゲットにした、ファミリー席などを設けた店舗を導入し、合わせてベジタブル牛丼等の女性向けの商品も販売し始めたのです。

結果は、2015年5月の客数は昨年同月期より13.4%減ったものの、客単価=18.8%UP 売上2.9% のアップを達成したそうです。

このように一般業界では、顧客層や販売する商品を変えたい時には、それにあった環境を整えることで、目的を達成させる場合がございます。見た目の変更という部分は、歯科医院でも同じです。 治療型から定期管理型へ変更される場合、内装設備や機械の更新なども必要になってくる場合がございます。

定期管理型歯科医院における環境整備の目的は、
・患者さんが行動変容できる環境づくりです

⇒患者さんが行動変容しやすいように患者さんにリラックスしやすい環境

⇒口腔ケアが健康のために重要であることを理解してもらい、歯科衛生士さんが説明しやすい環境

などなど

例えば個室にすることは、患者さんにリラックスしてもらい、個人的な話もし易い環境を提供します。また、唾液検査・位相差顕微鏡・口腔内カメラなどを導入することは患者さんに自分自身の健康状態を認識してもらう上で非常に効果的です。

この『行動変容』のカタチ(歯科医院の想いの伝達度)としてあらわれるのが、患者さんの継続率です。継続率をあげて、ひとりでも多くの患者さんに健康になってもらうために、環境整備が必要なのです。

院内環境を是非、定期管理型医院モデルにチェンジしていこうと実際に行動するときに、ちょっと気になるのは、費用の部分ではないでしょうか。

そこで次回は、資金調達の方法について、少しまとめてみましたので参考にして頂ければ幸いです。

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参考
Garbage NEWS,com
『客数減らしても客単価プラスで売上維持の方向か…牛丼御三家売上:2015年5月分』
http://www.garbagenews.net/archives/2183793.html

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