2017.02.03

歯科医院における栄養指導とは?

今回は、歯科医院における栄養指導・食育に関連した情報をお伝え致します。

WHOの紀要「歯の疾患を発症させる(予防する)食事」をご存知でしょうか。

下記はその一部を抜粋したものです。

────────────────────────────────────────────────────────────────────
低栄養・・歯周病を悪化させる

抗酸化物質(VC、VE、βカロチン)・・歯周病の予防因子

VB群の欠乏・・舌炎、口唇炎、口角炎

熱い飲食物、炭火焼食品・・口腔がんの危険因子

全粒穀物、野菜、果物(特に柑橘系)、VC・・口腔がんの予防因子

VA、VD、たんぱく質の欠乏・・エナメル質減形成、唾液腺萎縮に関連している

飲食物中の酸(クエン酸、リン酸、リンゴ酸、炭酸など)・・酸蝕症の危険因子

砂糖・・う蝕症の最大の危険因子

チーズ、牛乳、全粒穀物、ピーナッツ、硬いチーズ、チューインガム(砂糖なし)・・う蝕症の予防因子
────────────────────────────────────────────────────────────────────

紀要には、栄養指導に活かせそうな内容がまとめて記載されていました。

詳しくは、本文最後の参考文献をご参照ください。

上記資料は、口腔に関するものでしたが、近年では、糖尿病と歯周病の相互の影響など、全身疾患と口腔の関わりが明らかになってきています。

全身の健康に関わる栄養指導も提供できると、より患者さんの健康増進に寄与できますね。

栄養指導・食育全般に関する情報は、日本栄養士会のホームページに多数掲載されています。

syokuji_boy

 

 

 

参考文献

・『クリニカル・コーディネーター 新しい視点で歯科医院を変える』
宮地理津子著  ㈱オーラルケア

・Bulletin of the WHO 2005;83:694-699.
“The role of diet and nutrition in the etiology and prevention of oral diseases”
http://www.who.int/bulletin/volumes/83/9/694.pdf?ua=1

・歯科衛生だより2014.8 Vol.22

ポップアップ