メールマガジンバックナンバー

20121023

vol_38号『歯科医院における4Cミックス その2』

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「デンタルネットワーク グループ21」メールマガジン vol_038号
『歯科医院における4Cミックス その2』
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今回お届けする情報は....
◆歯科医院経営講座『歯科医院における4Cミックス その2』
◆トピックス『歯科疾患実態調査』
◆メールマガジン バックナンバー&付録資料のご案内
◆「デンタルネットワーク グループ21」勉強会
全国エリア別−2012年11月開催予定
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━◆38回『歯科医院経営講座』◆━
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第38回のテーマは『患者さんが負担している費用、Customer Cost(総顧客費用
)』です。
前回、患者さんが歯科医院で受け取る利益についてお話ししました。患者さん
は利益を受け取るために費用を負担しています。
歯科医院で治療を受けるために患者が負担している費用について、まず思い浮
かぶのは治療費です。
治療費は、歯科医院が提供するコア・サービスである治療に対して支払われる
直接的な費用です。(金銭的コスト)
現状では、保険診療を行った場合には総治療費の3割を患者が負担することに
なります。特殊な疾患でない限り、患者にとって金銭的には大きな負担とはな
りません。多くの患者にとっては、この費用負担は当然のこととして捉えてい
ます。従って、得られる便益と比較して、極端な割高感がなければ不満として
残ることは少ないといえます。また、現行の制度では、この費用負担を歯科医
院の努力により軽減することは不可能といえます。
治療を受けるために患者が負担している費用は治療費だけではありません。そ
れでは、どのような費用を負担しているのでしょうか?
1)交通費(金銭的コスト)
患者がその歯科医院への行き帰りに負担する交通費も顧客が負担している費用
です。
これについても、患者は当然負担すべき費用であると捉えており、大きな不満
を感じることも少ないといえます。
この負担額は、患者一人一人により違っているのが通常であり、どれほどの負
担をしているのかを測定することは不可能ではありませんが、膨大な手間がか
かります。また、開業した後では、歯科医院の努力により、この患者負担を軽
減することは難しいでしょう。
2)時間的コスト
現代では、時間はコストです。歯科医院では、患者にどの様な時間コストを負
担させているのでしょうか?
通院時間、診療待ち時間、診療時間、会計待ち時間などが上げられます。ここ
で留意すべき点は、総時間コストの視点です。
総時間コスト=1回あたりの負担時間×通院回数
通院時間については、歯科医院の努力で軽減することは難しいでしょう。疾患
の状況によっては、通院回数を減らすことも難しいはずです。
しかし、その他の時間については、アポイントメントの取り方、誘導から会計
までの院内システムの構築など、歯科医院の努力により患者負担を軽減するこ
とができます。
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特に、待ち時間については、東京都が実施した「医療機関選択のために必要な
医療情報に関する調査」の中で、患者が医療機関に対して感じる不満のトップ
にあげられている。
現在、多くの歯科医院がアポイントメント制をとっている。
これは、患者の待ち時間を軽減するためのシステムである。
しかし現実には、歯科医院が患者に対して約束時間を守ることを要求するシス
テムと間違って解釈されているのではないかと思わざるを得ないケースが多々
見られる。
例えば、急患が入ったために、アポイント通りに来院した患者を待たせている
ケースは、現実の歯科医院では日常的に見られる。しかし、これは歯科医院が
患者との約束を自ら破っている事に他ならない。患者にアポイントを守ること
を要求するのであれば、歯科医院がアポイントを守らなければならないのは当
然である。
また、患者からすれば、治療開始時間から治療終了時間までが時間コストにな
るわけですから、終了時間も明確にして欲しいというのが本音でしょう。特に、
サラリーマンなど勤務時間に職場を離れて来院した患者にとっては、何時に職
場に戻れるのかは極めて重要なことといえます。
3)エネルギーコスト
患者が負担しているエネルギーコストとは、患者の手間と考えても良いでしょ
う。
その歯科医院を探し出す手間、通院にかかる手間、手続きにかかる手間など、
歯科医院で治療を受けるまでに患者が負担している手間がどれだけあるかとい
うことになります。
患者が負担しているエネルギーコストは、歯科医院の努力によりある程度軽減
することができます。
例えば、歯科医院の存在を告知する広告や看板は適切になされていれば、患者
が歯科医院を探す手間は格段に減るはずです。また、患者から歯科医院までの
道順について電話による問い合わせに判りやすく答えられるようになっている
かなどです。
さらに、初診時の手続きや月初の手続きなども、できるだけ患者負担が少ない
システムにすることは、歯科医院の努力で可能です。
4)心理的コスト
多くの患者は、歯科医院に来る前から「不安感」「不快感」「恐怖感」などを
抱いています。こうしたものが、心理的なコストであるといえます。
歯科医院のドアを開いて入室した後にも心理的コストは発生します。
例えば、受付で冷たい対応をされれば不快感は増加します。逆に、気持ちの良
い対応をしてくれれば、来院前に抱いていた心理的コストは下がることになり
ます。
また、設備や施設も心理的コストの増減に関係します。不潔感や不便さは心理
的なコストを増大させることになります。
今回は、ここまでです。次回は、患者さんにとっての利便性、Convenience(利
便性)についてです。
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━◆トピックス『歯科疾患実態調査』◆━
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厚労省はこのほど6年ごとに調査を行なっている「歯科疾患実態調査」平成23
年11月に実施したものをホームページに公開しました。
本調査資料はボリュームが大きいため、下記には調査結果の傾向値のみを整理
しました。本データを閲覧したい方は、厚生労働省のホームページ(下記URL)
にて参照ください。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/62-23.html
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1. 被調査者数
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被調査者数は4,253人(男1,812人、女2,441人)であり、1歳以上15歳未満の者は
535人(男272人、女263人)、5歳以上の者は4,098人(男1,728人、女2,370人)、
うち5歳以上15歳未満の者は380人(男188人、女192人)であった。
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2. う蝕とその処置状況
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1)乳歯
5歳以上10歳未満においては、各年齢とも現在歯に対してう歯を持つ者の割合
は40%を超えていた。7歳未満の各年齢において過去の調査と比較すると、現
在歯に対してう歯を持つ者の割合、1人平均df歯数(dft指数)、1人平均未処置
歯数のいずれも減少傾向を示している。
2)乳歯+永久歯
5歳以上15歳未満の各年齢において、4割〜7割程度の者が乳歯または永久歯の
現在歯にう歯を有する者であった。過去の調査と比較し、減少傾向を示して
いる。
3)永久歯
[1]う蝕の状況
5歳以上10歳未満の年齢階級では現在歯に対してう歯を持つ者の割合は10%で
あった。
20歳以上80歳未満の各年齢階級では8割以上にのぼった。過去の調査と比較す
ると、5歳以上25歳未満の各年齢階級では減少する傾向を示したが、45歳以上
では、増加傾向を示す年齢階級があった。
5歳以上15歳未満の1人平均DMF歯数(DMFT指数)は、近年、減少傾向を示してお
り、今回調査における12歳児のDMFT指数は1.4であった。15歳以上において
DMFT指数を過去の調査と比較すると、若年者において減少する傾向がみられる
とともに50歳以上の各年齢階級においても減少する傾向がみられた。う蝕の処
置状況は若年層では充填が多かったが、高齢者ではクラウン、とくに架工義歯
(ブリッジ)の支台となるクラウンが多かった。
[2]喪失歯の状況とその補綴状況
5歳以上の多くの年齢階級で喪失歯を有する者の率(喪失歯所有者率)は、過去
の調査より減少する傾向を示し、1人平均喪失歯数も減少する傾向を示した。
装着された補綴物の内訳は、80歳未満の各年齢階級では、部分床義歯装着者よ
り架工義歯(ブリッジ)装着者が多く、80歳以上85歳未満の年齢階級では部分床
義歯装着者が多かったが、85歳以上の年齢階級では全部床義歯装着者が多かっ
た。
[3]現在歯の状況(20本以上の歯を有する者の割合等)
20本以上の歯を有する者の割合は増加傾向にある。なお、75歳以上80歳未満、
80歳以上85歳未満の年齢階級の数値を単純平均することで80歳での数値を推定
すると、1人平均現在歯数では13.9、20本以上の現在歯を持つ者の割合での推
定値は38.3%となる。
40歳以上の男女比較において、80歳以上では1人平均現在歯数、20本以上の歯
を持つ者の割合ともに男性のほうが女性よりもやや高値を示した。
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3. 歯肉の状況
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若年者においては歯肉に所見のある者、診査対象歯のない者が少なかったが、
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高齢になるにつれ歯肉に所見のある者および対象歯のない者が多かった。
4mm以上の歯周ポケットを持つ者の割合について前回調査(平成17年)と比較す
ると、30〜60歳代では概ね低値を示した。一方、75歳以上の高齢者層では今回
調査のほうが高値を示した。この原因として現在歯数の増加が考えられる。
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4. 歯列・咬合の状況
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12歳以上20歳未満で叢生のある者は約44%、歯列に空隙のある者は約12%であ
った。オーバージェットの状況は、オーバーバイトの状況についてはに示した。
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5. フッ化物塗布の状況
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1歳以上15歳未満においてフッ化物塗布を受けたことのある者は64%であった。
その内訳をみると、約15%が市町村保健センター等で、4割弱がその他の医療
機関で、そして約1割が両方で受診したと回答した。フッ化物塗布を受けたこ
とのある者の割合は、調査を重ねるごとに増加している。
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6. 歯ブラシの使用状況
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1歳以上の者では、毎日歯をみがく者の割合は95%であった。また、毎日複数
回歯みがく者の割合は近年増加している。
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7. 顎関節の状況
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口を大きく開け閉めした時、あごの音がするか、痛みがあるかという質問に
「はい」と答えた者の割合は、どちらも全体的に女性において高い傾向を示し
た。
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8. インプラントの状況
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15歳以上の者では、インプラントが入っていると回答した者は2.6%であり、
55〜74歳で高い割合を示した。
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9. かみあわせの状況
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15歳以上45歳未満の者では、両側で接触のある者が95%以上であるが、45歳以
上では年齢とともに接触のある者の割合が少なくなる傾向を示した。
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━◆メールマガジン バックナンバー&付録資料のご案内◆━
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━◆「デンタルネットワーク グループ21」勉強会◆━
全国エリア別−2012年11月開催予定
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「デンタルネットワーク グループ21」は、『開業後に強い歯科医院を作る
こと』をメインテーマに、各エリア1回・2回・4回・6回・8回コースにて定期開
催しています ”開業を目指す先生方の経営勉強会 ” です。
開業を成功に導くには、(1)安定した返済計画の立案、(2)開業後の増患対策、
(3)スタッフの戦力化、この3点が重要であるといわれています。エリア別に定
期開催しております勉強会では、融資・事業計画、スタッフ教育、建築内装に
関する問題など、強い歯科医院を築くための具体的なテーマを取り上げ、分か
りやすい解説・先輩開業医による体験談などを交えて楽しく進めてまいります。
奥様同伴で参加される先生方も多数いらっしゃいます。
お気軽にご参加ください。
「デンタルネットワーク グループ21」勉強会への参加お申し込みは、
弊社Webサイトから登録できます。
http://www.yoshida-dental.co.jp/expert/01/01_g21.htm
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[ 札幌エリア ]開催場所−(株)ヨシダ 北海道支店
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2012年11月3日(祭)13:00〜16:30
これからの歯科医院経営を考える 3回コース
「ローコスト開業がローリスクではない」
〜事業承継、居抜開業のメリット・デメリット・注意点〜
┗小島 龍哉 (株)ヨシダPMC チーフコンサルタント
東京医科歯科大学非常勤講師
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[ 札幌エリア ]開催場所−(株)ヨシダ 北海道支店
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2012年11月23日(祭)13:00〜16:30
スピーディーな根管形成と開業から使える3D/CT
−歯科医院を開業する為のステップ−
┣竹永 真佳 (株)ヨシダ 北海道支店器材担当
┗柴田 昭雄 (株)ヨシダ 北海道支店画像情報担当
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[ 仙台エリア ]開催場所−(株)ヨシダ 東北支店
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2012年11月3日(土)10:00−13:00
スタッフ募集〜採用〜スタッフ育成 知っておきたい労務知識
┣小坪 美穂(歯科衛生士) (株)ヨシダPMC スタッフ研修担当
┗西田 弥生(歯科衛生士) (株)ヨシダPMC スタッフ研修担当
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[ 東京エリア ]開催場所−(株)ヨシダ 東京支店
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2012年11月11日(日)10:00−15:00
『開業支援』相談会
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[ 東京エリア ]開催場所−(株)ヨシダ 東京支店
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2012年11月11日(日)13:00−17:00
21世紀を生きる歯科医師のために
┗小野山 康彦 (株)ジャパンデンタル営業部 取締役営業部長
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[ 東京エリア ]開催場所−(株)ヨシダ 東京支店
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2012年11月25日(日)13:00−16:00
「3D画像セミナー」
┗洲 満 すざき歯科クリニック 院長(千葉県船橋市 開業)
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[ 名古屋エリア ]開催場所−(株)ヨシダ 中部支店
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2012年11月11日(日)13:00−16:30
「開業時から3D導入のメリット」
┗福島 淳夫 先生 福島歯科医院 院長
( 京都市中京区 開業)
「日本政策金融公庫IT 融資に関して」
┗岡 宗一郎 日本政策金融公庫 名古屋中支店
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[ 神戸エリア ]開催場所−三宮研修センター
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2012年11月23日(祝)9:30−13:00
「歯科医院経営を成功させる労務管理とスタッフ教育」
┣藤井 淳夫 藤井社会労務士事務所
┗今岡 妙子 (株)ヨシダ PMC
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[ 京都エリア ]開催場所−京都リサーチパーク
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2012年11月18日(日)13:00−16:00
[先輩開業医の体験談]
「成功するための経営戦略」−レセコンソフトの活用−
┗長内 哲生 先生 長内歯科クリニック 院長
(福井県福井市 開業)
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[ 福岡エリア ]開催場所−(株)ヨシダ 九州支店
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2012年11月4日(日)13:00−17:30
「流行る医院設計・デザインのポイントとは!」
−流行って欲しい、願いが私達のデザインエナジーです−
┣尾中 宣広 (株)ダリアート 代表取締役社長
┗秋本 豊克 (株)ダリアート チーフデザイナー
「開業前から知っておきたい!労務・税務の基礎知識」
−自院を誰も守ってはくれません。自ら知り、実行することです−
┗引野 徹 川庄公認会計士事務所
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